「笑い」とユーモアをビジネスに活かす
あなたの身の回りには、コミュニケーション能力に長けていたりどんな状況に陥っても臨機応変に対応したりする「デキる人」はいませんか?
実は、そのような人たちの行動をよく観察してみると、「笑い」やユーモアを効果的に活用しています。
今回は、「笑い」やユーモアを活かして「デキる人」になるためのコツをご紹介します。
営業成績が抜群に良いビジネスマン
営業の上手な人は、商品やサービスを売るよりも前に、営業相手との地道なコミュニケーションの中で信頼関係を構築しています。
あなたも何かものを買うときにはまったく知らない人から勧められるよりも、信頼を寄せている人から勧められた商品であれば、それを買うことを少しは検討しようとするはずです。
この相手との信頼関係を構築する際に効果を発揮するのが「笑い」とユーモアで、笑いには目の前の人の緊張を緩和させたり安心させるという効果があります。
笑いとユーモアを駆使して相手の緊張感をなくしていきつつコミュニケーションを図ることで徐々に相手からの信頼を勝ち得ていき、そこからビジネスの話につなげていくのです。
自分の話を聞いてもらうために、まずは「相手を笑わせる」ということを心がけてみましょう。
画期的なアイデアを次々に思いつくアイデアマン
あなた職場や身の回りに、いろいろなアイデアを思いつく人はいませんか?
そのような人は、自分が楽しむために興味のあるネタを常に探しまわっており、人とのコミュニケーションの中でもその人と自分のことをよく観察している生活習慣を身につけています。
普段から積極的に刺激に触れようとする習慣を身につけておくと、いろいろな出来事が頭のなかでさまざまに絡み合い、それらがあるときに思いもかけなかったアイデアに結びつきやすくなってくるのです。
私たちがこれに学ぶためには、日常生活の中で「笑いのネタ」になりそうなものを意識して観察することからはじめてみましょう。
この笑いのネタは、お笑いなどに限らず、私たちが日常的に触れているものから簡単に見つけ出すことができます。
笑いは、思ってもみなかったものがつながることでズレが生じて、それがきっかけで発生します。
そのため、たとえば、通勤途中に見かける看板や、ポストに入っている広告、新聞記事などを見ながら、「これを別のものに置き換えてみたら面白くなるのではないか」と想像してみることがみずからのユーモア・センスを向上させるコツです。
自分が笑えるような「ネタ」を楽しみながら探していくうちに、自分と周囲にあるさまざまな物事や出来事に対して自然と「意識のアンテナ」が高くなってきます。
自分の中の観察眼が養われてくると、あえて物事をズラして考えてみたりそれで楽しんだりする習慣ができてくるようになります。
そうすると、いざというときに新しいアイデアを思いつく力につながっていくのです。
どんな難局にも臨機応変に対応するスーパーマン
現代社会に生きる私たちの周囲には常にさまざまな不安やストレスがあふれており、好むと好まざるとにかかわらずそれらに対して何らかの形で対処していく必要があります。
あなたの身の回りに常にストレスや不安にさらされたり、難しい状況に直面したりしても対処していく強い人はいませんか。
「笑い」やユーモアは身の周りに起こるさまざまなネガティブな状況を打ち消してくれる力があります。
通常、つらい状況に直面するとどうしても心が折れたりモチベーションが低下したりしますが、そのような難局に遭遇しても、そのこと自体を笑い飛ばしたり、少しズラしてユーモア的に捉えれば、一瞬だけではあるもののみずからにかかったストレスや不安を解消することができます。
笑いやユーモアをうまく活用することで難しい状況をいったんリセットし、そこから新しい方法や対処法を生み出すための精神的な余裕を生み出すことができるのです。